ケストレル5200は室内環境把握のため長年愛用されてきたケストレル4200と建設関係向けケストレル4300の機能が一つになった新しい風速計、環境計です。
風速、温度、湿度、5200のみ搭載の絶対湿度、空気流量の表示に加え、蒸発率、水や薬剤散布の指標となるデルタＴも表示できるようになりました。

相対湿度、絶対湿度を表示し、インフルエンザの季節には欠かせない風速計です。
医療関係のみならずHVACシステム(暖房、換気、空調)の空調システムの現場状況測定、噴霧の現場作業、コンクリート建設業者のご利用に最適なプロ用風速計です。
もちろん個人の方の、自宅の室内環境把握にも最適です。

風速計としてはもちろんのこと空調技術者、建設、医療、農業の専門家、研究者などプロの方向けのコンパクトな環境計データロガーです。
風速、風量、空気密度、相対空気密度、絶対湿度、蒸発率、デルタT、など全部で17項目の測定が可能になり、一例として下記のような現場でご利用いただいます。
　■建築、建設関連
　■病院内環境の把握
　■ファシリティーマネージャ
　■空調機器関連
　■ホームインスペクター
　■除湿の専門家
　■フィールドの設置
　■農業

測定項目
空気密度／風量／風速／高度／気圧／密度高度／
デルタＴ／露点温度／蒸発率／ヒートストレス指数／
混合比（重量絶対湿度）／相対空気密度／
相対湿度／絶対気圧／温度／湿球温度／体感温度

風量を簡単に算出
ダクトの形状、サイズを入力すれば風量が自動的に算出され、電卓は必要ありません。
ケストレル5200は自動的に湿球温度と混合比（重量絶対湿度）g/kg　水分量g/乾燥空気1kg空気中の重量での水分含有率を読み取り、電卓での計算は不要、これを使うことで空調関係の技術者の仕事は楽になります。
ほかに空気流量、風速、気圧、高度、温度、体感温度などを測定表示します。

蒸発率の計測
温度、湿度、風速により蒸発率を表示します。
蒸発率はコンクリート建設業者がコンクリートの乾燥時に収縮し亀裂が入ることを避けるために利用する最も重要な尺度です。コンクリートの表面が急速に乾いて収縮し、ひび割れが生じるのを食い止められないことがあります。個のような現象が起こるのは特にデコレーションに使われるコンクリートや、RCM(Ready Mix Concrete)、ティルトアップ工法で使われるコンクリートなどです。

コンクリートの亀裂を防ぐ
気象状態と生コンクリートの状態を正確に調べて評価することで亀裂は避けられます。
以前の建設請負業者は亀裂に関する気象コンディションをケストレルで測定してからアメリカコンクリート協会の蒸発率計算図にあてはめるという方式をとっていましたが、その作業をケストレル5200でおこなうことができるようになりました。
ユーザーがコンクリートの温度（赤外線温度計などで計測）を入力すれば自動で計算し蒸発率が表示されます。
加えて建設工事では現場の風速、温度、湿度などの気象条件を計測し熱中症予防にも役立ち、1台で何役もこなします。